ドバイのイメージ
ドバイ(アラブ首長国連邦)はGDP4100億ドルの中流国ですが、産油国でもあります。ただし、石油の産出量が少ないため、石油に頼らない国造りを進めています。それが所得税無税のタックスヘイブンにつながりました。とにかくお金持ちが多いイメージですよね。その反面、かつてのガーシー(東谷義和)被告(懲役3年執行猶予5年)が逃亡生活を続けていたり、最近ではトケマッチの時計詐欺の首謀者福原敬済容疑者(42)がドバイに逃亡したり、ちょっとマイナスイメージを醸し出しているところもあります。
ドバイの貧富の格差
ドバイはdニュースのコラムによると「ドバイ人の世帯年収は平均2,600万円、非ドバイ人も約1,000万円と裕福に見えますが、出稼ぎ労働者は年収でも約88万円で、ドバイは貧富の差がとても大きい都市だからです。」との事です。やはりお金持ち国ですが、貧富の格差が大きいのですね。
ドバイの会社員の給料
元ネタは経済産業省傘下の独立行政法人日本貿易振興機構のデータで、日本企業が海外進出する際に、現地でどれほどのコストがかかるのかを定期的に調査し公表しています。実際に日本企業が香港に進出する際のコスト計算の基礎となるデータですから信ぴょう性は高いと思います。ドバイ日本商工会議所の会員企業にアンケートを取って、算出された現地人の給与のデータになります。ちなみに、ドバイと日本の非石油貿易額は105億ドルと1兆円を超える規模となっており、例えば紀伊國屋書店、ヨックモック、MUJI、ダイソー、ASICS、Canon、Panasonic、SONY、SEGAのゲームセンター(GENDA)などが進出してます(※直接この企業の賃金という訳ではありません)。
データ内訳
製造業
①ワーカー・・・・・・・・ドバイ商工会議所15社の平均
②エンジニア・・・・・・・ドバイ商工会議所28社の平均
③管理職・・・・・・・・・ドバイ商工会議所61社の平均
非税増業
①スタッフ・・・・・・・・ドバイ商工会議所21社の平均
②マネージャー(課長)・・ドバイ商工会議所21社の平均
単位は米ドルで150円です。ドバイの平均賞与は1.7か月との事なので、年額は月給を13.7倍にしています。ちなみにドバイは所得税無税ですが、社会保険料は5%かかりますが、それを含みます。
製造業の場合 ①ワーカー 861ドル(月給129,150円 年額1,793,355円)
②エンジニア 3,096ドル(月給464,400円 年額6,362.280円)
③中間管理職 5,751ドル(月給862,650円 年額11,818,305円)
非製造業の場合①スタッフ 2,582ドル(月給387,300円 年額5,306,010円)
※一般職
①´スタッフ 3,498ドル(月給524,700円 年額7,188.390円)
※営業職
②課長クラス 8,135ドル(月給1,220,250円 年額16,717,425円)
いかがでしょうか?ちなみにウェイター(現地人材紹介webサイト)は902ドル(月給135,300円)です。そしてこの国には最低賃金というものはありません。なので、貧富の差があるんでしょうね。100万円台のワーカーに1200万円近い給与の管理職ですから、同じ会社内の格差も大きい国だと言えます。国によって賃金というものは違うものだなと知らされました。
ちなみに、アメリカ(ニューヨーク・ハワイ)、韓国、台湾、タイ、ベトナムの賃金はこちらです。
【リアルな海外賃金事情】米国、韓国、中国、タイ、台湾等の普通のサラリーマンの給料を調べました。 - 限界ぎりぎりのサラリーマンのセミリタイアを目指す投資・節約・雑記です。
また、インド、アメリカ(ロサンゼルス)、スイス、イギリス、シンガポールの賃金はこちらになります。
【リアルな海外賃金事情②】インド、EU(欧州)シンガポール、カナダ、アメリカの普通のサラリーマンの給料を調べました。 - 限界ぎりぎりのサラリーマンのセミリタイアを目指す投資・節約・雑記です。
こちらで、リアルな海外のサラリーマンの給与を記載しています。良かったら見てください。
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