セックスワーカーの言い分
アメリカ・ニューヨークでデモがありました。セックスワーカーや露天商などへの取り締まりが厳しさを増す中で、これ以上の取り締まりは止めて、生きていく道を残して欲しいとの訴えです。市民団体が牽引したようです。
この度、警察が行った作戦である、「オペレーション・リストア・ルーズベルト」は、エリック・アダムズ市長とキャシー・ホーチュル知事が開始した90日間の警察キャンペーンで、当局が横行する売春、麻薬販売、無許可の露天商と表現するものを取り締まることにより、交通量の多い大通り沿いの生活の質を回復することを目的としています。
これを受けて、セックスワーカーのビクトリア・フォン・ブラックさんは「私は誇りを持って、(確定拠出年金の)401Kを持つ娼婦を自称しています」「私たちが生きている世界は、どんなに資格があろうと、平等な雇用や、私たちを助けてくれる医療を受けるという単純な権利が否定されています。」「私の副業はセックスワーカーです。それは、ニューヨークに住んでいるからです。10万ドル以上稼がないと、労働者階級とみなされない、あるいはギリギリやっていけるとみなされない(そんな稼ぎを誰にでも求めるのは無理がある社会です)。だから、私たちをセックスワーカーにしたくないのなら、私たちが実際に欲し、必要としている雇用や医療や権利を与えてください」と訴えています。別のセックスワーカーのアマリア・バレンタインさんは「結局のところ、このコミュニティの人々は働いており、他のタイプの労働者と同様に労働者保護を受ける権利があります。」と話しています。
このコミュニティで露天商をしているエリアナ・ハラミヨさんは「私は路上で差別されてきました。現在、私は4枚の違反切符を切られましたが、これは決して安い切符ではありません。これらの切符は累計額で1000ドルまで上がり、最後は、ニューヨーク市警察は私を逮捕しようとしてきました。昨日も何人か逮捕されました。」「路上で商品を売ろうとしただけで、私も逮捕されそうになった」と訴えています。
しかし、ニューヨーク市の市民は、蔓延する薬物や犯罪の撲滅を訴えており、また、露天商では、盗品が堂々と売り捌かれており、おかしい、と言った得る人が多くいます。市民とセックスワーカーや露天商の人々の意見が交わることは難しそうだと思いました。
当ブログにお越しいただきありがとうございました。
引用:Sex workers, illegal vendors at NYC 'Market of Sweethearts' rally for more rights in unusual protest
引用:Protests over NYC crackdown on Queens sex workers, street vendors | FOX 5 New York