限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・節約・雑記です。

40代サラリーマンです。地元と東京を行き来する日々。自分の興味があるアメリカ経済や投資、節約術、子育て、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

【リアルな海外賃金事情④】インバウンド5位の香港の普通の会社員の給料を調べました。

日本好きな国香港

香港の人口はおよそ740万人です。しかしながら、2023年の香港人の訪日数は211万人となんと3.5人に1人が日本を訪れています。最も訪日数が多い韓国人が人口5100万人に対して、696万人ですから、いかに香港に日本好きな人がいるのか良く分かるデータとなります。

訪日した香港人の消費額をメインの費目別に見ると、ショッピングが1,505億円、ホテル等宿泊費が1,472億円、飲食費が1,125億円、交通費が479億円、娯楽やサービス費が212億円で、総額は5000億円近い消費をしています。経済効果は大きいと言えます。

アウンコンサルティングの香港・台湾・中国・韓国・タイ・インド・インドネシアアメリカ・イギリス・オーストラリア・ベトナム・マレーシアの12カ国に行った調査では、香港は台湾に次ぐ2位の親日国でした。最も興味あるのは日本食、ついで日本の自然だそうです(台湾は逆に1位日本の自然、2位日本食でした)。

そこで、ここまで日本に来て消費をする香港人の会社員(サラリーマン)の給与はいくらかを調べてみました。元ネタは経済産業省傘下の独立行政法人日本貿易振興機構のデータで、日本企業が海外進出する際に、現地でどれほどのコストがかかるのかを定期的に調査し公表しています。実際に日本企業が香港に進出する際のコスト計算の基礎となるデータですから信ぴょう性は高いと思います。

データ内訳

①ワーカー、スタッフ・・・実務経験3年程度
②エンジニア・・・・・・・大卒以上、実務経験5年程度
③管理職・・・・・・・・・大卒以上、実務経験10年程度

となります。米ドルで表記がメインでしたので1ドル150円で計算しています。年収ですが、香港では賞与があります。ダブルペイと言って、春節前に1か月分の給与を支払うのがボーナスです。なので、年額は月収を13倍にしています。日系企業ではもう少し払う場合もあるのですが、今回はダブルペイにしておきます。

香港人の給料

製造業の場合 ①ワーカー   2,138ドル(月給320,700円          年額4,169,100円)
       ②エンジニア  3,536ドル(月給530,400円       年額6,895,200円)
       ③中間管理職     4,889ドル(月給733,350円         年額9,533,550円)
非製造業の場合①スタッフ   2,639ドル(月給395,850円       年額5,146,050円)
       ②課長クラス     4,556ドル(月給683,400円      年額8,884,200円)

ちなみに最低賃金は5.1ドルですから、765円となります。
いかがですか?日本人とそれほど変わらない給与水準ですね。150円の円安ですから、同程度の賃金を貰う香港人の場合、今が日本旅行を楽しむ絶好の機会なのかもしれませんね。

 

ちなみに、アメリカ(ニューヨーク・ハワイ)、韓国、台湾、タイ、ベトナムの賃金はこちらです。

【リアルな海外賃金事情】米国、韓国、中国、タイ、台湾等の普通のサラリーマンの給料を調べました。 - 限界ぎりぎりのサラリーマンのセミリタイアを目指す投資・節約・雑記です。

また、インド、アメリカ(ロサンゼルス)、スイス、イギリス、シンガポールの賃金はこちらになります。

【リアルな海外賃金事情②】インド、EU(欧州)シンガポール、カナダ、アメリカの普通のサラリーマンの給料を調べました。 - 限界ぎりぎりのサラリーマンのセミリタイアを目指す投資・節約・雑記です。

こちらで、リアルな海外のサラリーマンの給与を記載しています。良かったら見てください。

当ブログにお越しいただき、ありがとうございました。