限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・雑記です。

自分の興味があるアメリカ経済や投資、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

【リアルな海外賃金事情②】インド、EU(欧州)シンガポール、カナダ、アメリカの普通のサラリーマンの給料を調べました。

世界各国のサラリーマンの給与事情②

前回、アメリカやアジアの会社員の給料をつづりました。
前回と同じ説明になってしまいますが、この賃金の元ネタとしては、経済産業省の管轄する独立行政法人日本貿易振興機構」です。この法人は日本企業と世界各国の企業、経済界との橋渡し役を務めており、日本企業がタイやベトナム、中国あるいはアメリカに進出して現地職員を採用した場合の平均賃金を都市ごとに算出し提示しています。つまり、海外に支社や子会社、工場を持つ企業が実際に現地に進出する際にどの程度の賃金で人を雇えるのか企業が計算できるように国の機関が算出根拠をだしています。かなり信ぴょう性の高いデータといえるでしょう。

こちらの記事ではアメリカ、韓国、中国、タイ、ベトナム、台湾の賃金(給料)について記しました。

shiina-saba13.hatenablog.com

算出にあたってはいくつかの前提条件があります。まず、製造業と非製造業に分かれてます。それに対して3段階に分けています。製造業の場合 ①ワーカー(実務経験3年程度の社員)         ②エンジニア(専門学校、大卒程度の経験5年程度の社員)         ③中間管理職(大卒、実務経験10年以上のマネージャー)非製造業の場合①スタッフ(実務経験3年程度の一般職)           ②課長クラス(大卒、実務経験10年以上のマネージャー)※営業職などの項目もあるのですが、国によって算出不可になっています。海外の場合、日本のように年功序列ではないので、大卒、実務経験10年なら、30代前半だから「まだ若いし、給料低いんじゃないの?」的な発想は除外してください。また、中小企業の海外進出も多いですが、基本的には海外展開できる企業に限られますので、それなりの規模の企業をイメージして頂ければと思います。それでは、各国の賃金を羅列していきます。ドルと現地通貨で表記されるので、ここではドルベースとし、1ドル150円で計算していきます。年額は単純に12倍にしたものです。

実際の給与額

(インド・ニューデリーの場合)です。製造業の場合 ①ワーカー    281ドル(月給42,150円     年額505,800円)       ②エンジニア   516ドル(月給77,400円     年額928.800円)       ③中間管理職   1194ドル(月給179,100円      年額2,149,200円)非製造業の場合①スタッフ    585ドル(月給87,750円     年額1,053,000円)       ②課長クラス  1,644ドル(月給246,600円    年額2,959,200円)

アメリカ・ロサンゼルスの場合)です。製造業の場合 ①ワーカー   3,615ドル(月給542,250円          年額6,507,000円)       ②エンジニア  8,519ドル(月給1,277,850円    年額15,334,200円)       ③中間管理職     9,713ドル(月給1,456,950円       年額17,483,400円)非製造業の場合①スタッフ   4,162ドル(月給624,300円       年額7,491,600円)       ②課長クラス  11,320ドル(月給1,698,000円      年額20,376,000円)

シンガポールの場合)です。製造業の場合 ①ワーカー   1,905ドル(月給285,750円          年額3,429,000円)       ②エンジニア     2,681ドル(月給402,150円       年額4,825,800円)       ③中間管理職     4,195ドル(月給629,250円          年額7,551,000円)非製造業の場合①スタッフ    2,692ドル(月給403,800円       年額4,845,600円)       ②課長クラス   4,722ドル(月給708,300円       年額8,499,600円)

(カナダ・バンクーバーの場合)です。製造業の場合 ①ワーカー    2,938ドル(月給447,450円       年額5,369,400円)       ②エンジニア     4,435ドル(月給665,250円     年額7,983,000円)       ③中間管理職        5,929ドル(月給889,350円       年額10,672,200円)非製造業の場合①スタッフ    2,041ドル(月給306,150円       年額3,673,800円)
                                                 ※カナダは営業職       ②課長クラス   4,442ドル(月給666,300円       年額7,995,600円)

(イギリス・ロンドンの場合)です。製造業の場合 ①ワーカー    2,445ドル(月給366,750円          年額4,401,000円)       ②エンジニア     5,979ドル(月給896,850円        年額10,762,200円)       ③中間管理職  10,792ドル(月給1,618,800円           年額19,425,600円)非製造業の場合①スタッフ    2,236ドル(月給335,400円       年額4,024,800円)
                                                 ※ロンドンは飲食スタッフ       ②課長クラス   調査対象外

(スイス・ジュネーブの場合)です。製造業の場合 ①ワーカー    8,861ドル(月給1,329,150円    年額15,949,800円)       ②エンジニア    13,249ドル(月給1,987,350円   年額23,848,200円)       ③中間管理職   19,453ドル(月給2,917,950円       年額35,015,400円)非製造業の場合①スタッフ    6,661ドル(月給999,150円   年額11,989,6,800円)
                ※ジュネーブの飲食スタッフ
       ②スタッフ    6,403ドル(月給960,450円     年額11,525,400円)
                ※ジュネーブの営業職       ③課長クラス   調査対象外

なお、スイスは化学、コンピューター業界でそれぞれの職位で勤続10年、年齢40歳の賃金です。

 

アメリカの賃金の高さはイメージどおりでしたが、スイスの給料(賃金)びっくりですね。何度も確認しちゃいました。ため息がです。

日本経済も復活しないかなぁ、と思いました。

 

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