限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・雑記です。

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【日本も?】コストコの会員券の徹底に見るNetflixの陰

会員権の徹底

 アメリカのコストコでは、入場する際に会員カードをスキャンする仕組みを導入しました。まだ、一部の店舗にとどまっていますが、このシステムは拡大される見通しです。一般のアナリストの分析では、会員カードの電子確認化後に、有意にコストコの会員数が増えているとしています。
 Netflixでは、アカウント共有の厳密化を行い、2024年の第一四半期だけで、930万人もの会員数の増加を記録しました。昨年同期の5倍です。ネットフリックスの増収増益のニュースの陰にあった理由の一つです。
 コストコの会員券の電子スキャンはEUで行われていたものです。会員権の有効期限切れへの注意喚起や、会員権の確認作業のコストを浮かすなのメリットがあり、アメリカでも導入されました。いずれは全米、そして日本にも導入されるかもしれませんね。コストコは全米で会員権確認の厳密化により400万人の新規メンバーシップが増えると予想されています。日本でも、知人の会員権を使っている人も多いので影響はありそうです。
 コストコNetflixは全く異なるビジネスモデルですが、ある程度、日本市場で派遣を持った後、こういったシステム変更はあり得るのだと思います。
 特に違法どころか商道徳にも反しないと思います。ただ、日本市場にも、コストコNetflixに対抗できるサービスがあれば会員権(コストコは日本では4,850円、アメリカでは65ドル9,750円)の値段の設定や、ネットフリックスの会費(広告付き890円、アメリカでは6,99ドル1,049円)も安く設定されるかもしれません。
 日本企業もコストコNetflixに負けないサービスを提供して欲しいと思いました。
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