限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・雑記です。

自分の興味があるアメリカ経済や投資、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

店員の時給20ドルが高すぎて撤退のハンバーガーチェーン・カリフォルニア

賃金インフレで撤退

 SHAKE SHACK(シェイクシャック)というハンバーガーショップをご存じでしょうか?日本にも東京や京都、大阪に14店舗を出店しているアメリカのハンバーガーチェーンです。米国内に330店舗、海外に180以上の店舗を持つ中堅チェーンですが、今回、カリフォルニアからの大規模な撤退を決め発表しました。5店舗が廃止になります。これらのレストランの従業員は、シェイクシャックの他の場所で再雇用になります。従業員が転勤を希望しない場合、60日間の給与が支払われるとしています。
 このHAKE SHACKはアメリカのメディアでは「カリフォルニア州の飲食店従業員の最低賃金が時給20ドル(約3000円)になって最初にレストランを閉鎖するハンバーガーチェーン」としてニュースになりました。
 今年、カリフォルニア州最低賃金が20ドル引き上げられたことで、マクドナルド、バーガーキング、さらには低価格で人気のイン・アンド・アウト・バーガーなど、いくつかの大手チェーン店が賃金上昇を相殺するために価格を引き上げる必要に迫られました。
 フィッシュ・タコスで有名なルビオズ・コースタル・グリルが5月末に約134店舗のうち48店舗を閉鎖し、州内の「ビジネスコストの上昇」を理由に閉鎖し、6月に破産を申請しました。これが、最低賃金20ドルの最初の犠牲者と報道され、今回は最初のハンバーガーチェーンと言われています。
 全米独立企業連盟カリフォルニアのディレクターは「最低賃金法はクレイジーとも言える。確実な雇用を不可能にし、有給休暇の提案が従業員の維持をますます困難にし、失業保険税が高くなっています。ビジネスのために営業を続けることを試みるよりも、タオルを投げてギブアップすることの方が魅力的だ。」としています。
 ちなみに、日本のシェイクシャックのホームページでアルバイトの募集をしているので、見てみると都内で1200円~、京都は1100円~、大阪は1150円~(立地によっては1300円~)となっています。だいたい8ドルから9ドルでしょうか。新宿では一番シンプルなシャックバーガーが1012円でした。
    アメリカは先ほどから書いている通り賃金は20ドルで時給3000円ほど。ハンバーガーは7.79ドルでした。1ドル150円で計算すると1169円です。日本とあまり変わりない金額です。日本の賃金が安すぎるのかアメリカの賃金が高すぎるのか・・・。私は日本の賃金を上げる余地がまだあるのだと思いますが、いかがでしょうか?
 当ブログにお越しいただきありがとうございました。
引用:Shake Shack to shut 6 California locations after state's $20 minimum wage hike (nypost.com)