限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・雑記です。

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アメリカ・ディズニーランド40年ぶりのストライキへ⁉

アメリカディズニーランドが労使問題へ発展

  カリフォルニアの4つのディズニー関連施設である、ディズニーランド、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーダウンタウン・ディズニー、ディズニー所有ホテルの4つの組合に所属する1万4000人以上の労働者がストライキ権の行使について投票を行い可決しました。話し合いはまだ続いていますが、交渉が決裂した場合、ストライキに突入し、数百万人の来園者に影響を及ぼすとアメリカの各紙が報道しています。1984年に起きたストライキは22日間続き、アトラクションは部門長などの管理職が運営する事態となりました。

1984年は不況による賃金と保険のカットが原因だ

今回は好景気だけど賃金インフレが原因だね


   この四つの組合を構成している1万4000人のうち9000人は6月が契約の更新月でした、また、残りの5000人が9月に契約更新を迎えるため(3年契約)、この時期での労使交渉の激化となったようです。また、経営するウォルトディズニー社が今後10年で600億ドル(およそ9兆5400億円)の新規投資を行うという事もあり、「地球上で最も幸せな場所」を維持するキャスト側が対価を求めて労働運動を行っています。

 労使側の主張としては、ディズニー関連の労働者のうち28%が食料不安を報告し、3分の1が野心が支払えるか不安を感じていると報告しています。ワシントンポスト紙のインタビューに答えた女性は、ディズニーランドで働くために、3つかけもちしていた仕事のうち1つを辞めた。そのまま家賃が払えなくなり、ディズニーランド近くの高速道路の駐車場で犬と車中泊で過ごし、現在はボーイフレンドと住まいをシェアしているが、時給20ドルでは不安は耐えない、「私たちは公園に魔法をかける役割。そのために公正な賃金を受けるために何でもする」と主張しています。

 組合側は、公正な賃金、公正な出勤規定、年功序列制の確保、従業員にとって安全なレベルの入場規制の4つを求めています。

 東京ディズニーランドが開園したのは1983年4月15日ですが、この時、アメリカ・ディズニーランドが経営難と労使の対立に悩んでいることは知りませんでした。当時は17%の賃金カットと一部の保険のカットが特に焦点でした。それが、40年ほど経ち、現在はインフレで悩み、賃金の上昇について交渉しているのですから、時代も変わるものだと思いました。

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引用:Disney unions vote to authorize strike, cite unfair labor practices (nypost.com)