自宅が売れない：バスケットボールの英雄#マイケル・ジョーダン - 限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・雑記です。

レジェンドの自宅が売れない

　今日は短い記事ですが、アメリカの話題を一つとりあげます。
マイケル・ジョーダンと言えば史上最高のバスケットボール選手であり、まさにレジェンドです。そして、アスリートとして最も経済的に成功した人物でもあります。
ブルームバーグの記事によれば、資産は35億ドル（5,425億円）と言われており、富豪としても有名です。選手としての稼ぎや、Nikeとのジョーダンシリーズの爆発的ヒットもさることながら、バスケットボールリーグのシャーロット・ホーネッツの株を持ち、黒人初のオーナーとなり、このホーネッツの株を推定で4000億円以上の価格で売却したことでさらに莫大な金を手にしたと言われています。

家が売れない

　商才もある大スターであり、ユタ州、フロリダ州、イリノイ州、ノースカロライナ州に数百万ドルの不動産を所有しています。しかし、イリノイ州ハイランドパークにあるコレクションの一つの邸宅は全く売れる気配がないようです。
7,39エーカー（29,906㎡・9,062坪）の敷地に900坪を超える邸宅で9つのベッドルームと19のバスルームがあります。写真にあるように門には伝説の背番号「23」があしらわれています。
ジョーダンの家は2012年に29,000,000ドル（約45億円）という驚異的な価格で最初に市場に出ました。10か月後、価格は21,000,000ドル（約33億円）に下落しました。数か月後の2013年には、16,000,000ドル（約25億円）に減少しました。現在、価格はは14,855,000ドル（約23億円）ですが、まだ引き取り手はいません。この12年で、不動産価格は歴史的な高騰をしたにも拘わらず、全く売れる気配のないまま、人々の注目を集めています。
記事が掲載されているGobankingratesでは、売れない要因として４点を挙げています。
①そもそも価格が高すぎる
②売却サイトには写真が6枚しかなく、情報不足であり人々を惹きつけていない
③カスタマイズし過ぎている。背番号23の門などは、特徴的だが無関係な人々からは敬遠されてしう
④固定資産税が高すぎる。135,969ドル（約2100万円）の固定資産税は、カスタマイズされた家の修繕費と合わせて高すぎる
（ちなみに、アメリカ人の中で連邦所得税、州税、売上税（消費税）、固定資産税など様々な税金のうち、最も嫌われてる税金が連邦政府税と固定資産税です。）
　まだ、しばらくこの英雄の自宅は売られたままになるかもしれませんね。