限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・雑記です。

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【アメリカの今】犯罪コストの高い都市、住民1人1700万円越えの地域も‼

犯罪コストの高い都市

 犯罪をコストとする考え方がアメリカでは進んでいます。例えば、死刑には1人当たり300万万ドルがかかるので、そこまでコストをかける必要はない、と言った考え方です。日本人には違和感がある方もおられるかと思いますが、1例です。
    このコストには、直接的な経済的コストには、被害者の医療やメンタルヘルスケアの必要性、財産の損害や損失、警察や矯正の費用などがあります。間接コストとして、犯罪率の高い地域に住む人々は、住宅価格の低下を目の当たりにし、住宅保険、賃借人保険、自動車保険などの重要なニーズにより高い価格を支払います。これらを総合して1人当たりいくらのコストを支払っているのか、という試算です。

 最も安全な都市トップ3は1位カルフォルニアアーバインで、1人当たり364ドル(約5万6千円)、2位ネバダヘンダーソン673ドル(約10万4千円)、3位バージニア州バージニアビーチ773ドル(約12万円)となります。他には日本人のなじみのある都市としては4位のハワイのホノルルで832ドル(約12万9千円)やダルビッシュ有選手のいるパドレスがあるカリフォルニア州サンディエゴが6位で1206ドル(18万7千円)となります。

最も治安にコストがかかる5つの都市

5位テネシー州メンフィス・・・エルビス・プレスリーの出身地です。聖地ですね。ただし、こちらの犯罪コストは9,056ドル(約1,400万円)となります。

4位ミシガン州デトロイト・・・自動車の製造で有名な街ですが、近年は街自体がさびれてきており、犯罪が多発しています。犯罪コストは9,281ドル(1,439万円)となります。

3位ミズーリ州セントルイス・・・日系アメリカ人の野球選手ヌートバー氏がいるカージナルスの本拠地ですね。そのイメージとは裏腹に、犯罪コストは11,055ドル(1,714万)となります。

2位ルイジアナ州ニューオーリンズ・・・人種のるつぼとも言われ、ジャズの生誕地、聖地とも言われ観光も盛んですが、犯罪が多発しています。犯罪コストは11,094ドル(約1,720万円)です。

1位アラバマ州バーミンガム・・・不名誉な1位はこちらの都市でした。人口の74%を黒人が占め、人種問題の運動が様々に展開された地でもあります。犯罪コストは11,392ドル(約1,766万円)となります。

  アメリカ全体の1人当たりの犯罪コストは2,221ドル(34万4千円)です。これらを削減するためにカリフォルニアでは950ドル(14万7千円)以下の窃盗・万引きは銃犯罪としない(罰金1万8千ドル(279万円)を課さない)として、かえって軽犯罪が起こり、店舗の倒産、閉鎖など社会的コストがかかっている状態です。アメリカが今後も反映するためにはこの犯罪コストを直視しなければならないのではないかと思います。

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 引用:Safest Cities In America 2024: Violent Crime Rate Increases Drive Per Capita Cost of Crime (moneygeek.com)