限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・節約・雑記です。

40代サラリーマンです。地元と東京を行き来する日々。自分の興味があるアメリカ経済や投資、節約術、子育て、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

氷河期世代の年金定期便(実額を出してみたいと思います)

老後2000万円問題が消えてしまいました

共同通信から引用です。老後資金報告書の撤回決定 金融審、「案」のままHP掲載 金融庁の金融審議会は25日、総会を開いた。95歳まで生きるには夫婦で約2千万円の蓄えが必要と試算して批判を浴びた老後資金報告書の撤回を決定した。報告書は「案」のまま公文書として残し・・・との事です。ある意味で、今後のために必要な議論だったんじゃないかと思うのですが・・・。

氷河期世代の年金はいくらなのか

私の年金定期便を概ねの数値ですが、晒したいと思います。

 受給資格期間・・・・・・・・254日

これまでの保険料納付額・・・9,182,156円

納付額に応じた年金額・・・・1,090,174円

 

なかなか厳しいです。月に9万円となります。年金水準、高成長でも2割減 厚労省が30年後見通し(朝日新聞という記事もあります。まあ、これはマスコミの見出しで、詳細の厚労省分析はもう少し細かく様々なパターンを載せて分析してるのですが、いずれにせよ、削減は避けられません。

ある時、団塊の世代の方が「俺は2000万払ったが、そんなに少ないか?」と言われたことがあります。どうも会社負担も含めてのようでした。まあ、払った額で言えば、私も40代で会社負担を含めれば1800万を超えてるので、世代間格差は感じざるを得ないのかなぁ、と思ったりもします。

 

もちろん年金というものは保険でもあります。長生きしても死ぬまで貰える。事故や病気で働けなくなったら、その時点から貰えるもので、損得ばかりではありません。保険です。「年金返せ」デモがありましたが、気持ちはわかりますが、返せ、と言ってる人の中には早くなくなってしまう人もいれば、事故に会ったり、長寿で払った額より得をする人もいるでしょう。日本の制度はそういうものだと思います。

でも、現実、氷河期にはつらい

制度についてはある程度理解してはいるつもりですが、自分もリストラも経験し、友人には非正規も多い中で、なかなか、自己防衛も出来ない世代には厳しい現実が待っているなぁという気持ちもあります。

氷河期だけではなく、その下の世代や若い学生さんもそうでしょうね。私たちが老後を迎えたら、彼らの負担は相当なものになると思います。

個人的には、制度のメリハリをつけて、出しうる知恵を出して今からでも議論して欲しいですけどね。老後2000万円が無かったことにされてしまうのは与野党ともにちょっと残念な気持ちがしました。

氷河期だけではなく、それより若い人の声が届くような議論をしていけたらなぁと思います。