限界ぎりぎりのサラリーマンのセミリタイアを目指す投資・節約・雑記です。

40代サラリーマンです。転職し、地元と東京を行き来する日々。精神的に追い詰めらてますが、生活が・・・・。自分の興味がある投資(特に不動産)、節約術、子育て、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

社会保障持続へ「生涯現役」 医療費増歯止めに疑問符も・・・を氷河期世代として読んで

Yahoo記事より・・・世代間格差、世代間負担について

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社会保障持続へ「生涯現役」 医療費増歯止めに疑問符も 政府中間報告(時事通信)」を読みました。「高齢者になってもある程度働き続け、社会保障給付に全面的に頼らず、「支え手」に回る姿をイメージしている。ただ、高齢者医療の膨張に歯止めをかける方策は十分に盛り込めたとは言えず・・・急激な少子高齢化により、制度を支える現役世代の負担は重くなる一方だ。団塊の世代が75歳以上になり始める2022年度以降は、高齢化による社会保障費の伸びは年1兆円弱に達するとみられる。・・・「原則2割負担」と比べれば対象は限定的で、給付費の抑制効果は小さくなりそうだ。原則2割化には高齢者の反発を意識する与党内に「目が黒いうちは絶対に認めない」(幹部)との激しい抵抗があり、実現に至らなかった。(引用)

 

シルバー民主主義

 

昨年、高齢者が3515万人となりました。言ってみれば3515万票があり、自身の生活がかかっている・・シルバー民主主義です。それに従い、社会保障費(年金、医療、介護)などがH30年度の高齢者白書では77兆6,386億円となっています。1日2127億円です。一人あたりは220万円ですから、高齢者自身はそれほど、過大なお金を使っている意識がない人もいると思います。でも、3500万人にもなれば、どんなに工夫したってお金はかかるわけです。もちろん、この「高齢者」は私の親も将来の自分も含みます。今まで無駄もあったでしょう。グリーンピアが未だに言われます。政府試算では2000億円の損失。見た限り1番厳しく見積もって批判している共産党の試算では4000億円です。莫大な額でもあり、しかし、高齢者が使う1~2日分でしかない面もあります。政府、行政、マスコミ、大企業、それぞれの立場なりに責任はあると思います。しかし、一般市民には何の罪もないのかと言えば、マスコミ報道は耳触りの良いものだけ聞き、官僚の上司たる政治家は有権者が選んだものです。クソ田舎の訳の分からないハコモノだって、ちょっと調べてみると、市町村議会の議決を経て、都道府県に送られ、都道府県議会の議決を経て、「請願」という形で国会で取り上げられ、衆参両議院の議決を経ている以上、有権者完全無罪なんて言えないんじゃないかと思います。議会だけじゃなく、市長選挙や県知事選挙だってあるわけですから、どこにも有権者はストップをかけなかったのか、自分の責任も含めて考えないといけないと思います。

 

負担は正直嫌だ

 

僕だって率直に言って負担は嫌です。受験戦争だと煽られて、氷河期だと就職にさんざん苦労し、転職して神経ボロボロになって、ここまで生きてきたら「死ぬまで働け」と言われたって納得できません。まあ、なんとか少々の抵抗はしたいものだと投資などしている訳ですが・・・当然に将来が保証される訳はないので、不安と不満が募ります。しかし、それでも、負担増加はやむを得ないような気もしています。これから、団塊ジュニア氷河期世代と日本最後の人口のボリュームゾーンが高齢化するまで先送りしても、何か良いことがあるとは到底思えないのです。確実に生活保護も増えるでしょう。現在3兆8千億円の国費負担ですが、倍増するとも言われています。なんでも借金で賄って、つけ送りしても、最後は破たんしか考えらえません。

 

今の若者は所有欲がない

 

そんな記事をこの間、読みました。車を買わない、カーシェアリングなどをうまく利用し、自分の本当に欲しいものしか買わず、所有欲や物欲から1歩身を置いているのが現代の若者、という趣旨でした。本当でしょうか?もちろん、情報化社会の中で数あるサービスを上手に利用することに長けているのは若者世代でしょうし、合理的な行動を身に着けている世代だと思います。しかし、良し悪しはともかく「欲」というものが世代的に全くないとは思えません。単に、将来に希望が持てない、将来不安があるから、消費が進まないのではないでしょうか?別の記事にも書きましたが、先日、ゴールドを買いに三菱マテリアルに行ったら、店員が「最近は若者や学生の客も増えてる」との事でした。金地金を買う若者が増えてる現象なんて、若者の不安と不信そのものだと思います。

 

納得はいかないものの

 

正直、言いたいことはたくさんあります。さらなる工夫も必要でしょう。しかし、将来に向けての技術開発や海外協力も全部やめればいいのかと言うと、それでは、さらに落ちぶれるばかりです。私は、団塊の世代には、世代間支え合い、だけはなく、世代内支え合いをして欲しいと思っています。私も、もし、今のまま微々たる額の収入を得られるなら、同じ氷河期世代にお金が使われても納得です。そりゃ、自分だって法律に基づいて適正な減税が受けられる制度は利用します。減価償却ふるさと納税だってidecoだって使います。綺麗ごとばかりではないです。しかし、払うべきものは払います。これは、格好つけているわけでも、美談を言っている訳でもありません。そうしないと、もっと世の中がひどくなるとしか思えないのです。

 

自分は将来の2割負担を受け止めるので、今の高齢者にも2割負担をもっと受け止めて頂きたいのが正直な気持ちです。