限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・雑記です。

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【雑談】ボクシングのファイトマネー 辰吉丈一郎~村田諒太・井上尚弥まで

ボクシングのファイトマネー

先日、井上尚弥VSノニト・ドネアを観ました。素晴らしい試合でしたね。井上選手のタフネスさ、ボディショットの強力さも素晴らしかったし、ドネア選手はさすが5階級王者と感じましたし人格も素晴らしい選手でした。

ボクシングの世界は厳しい世界です。世界ではパッキャオ選手がメイウェザー選手との戦いで、それぞれメイウェザー選手、2億3千万ドル(約250億円)、パッキャオ選手は1億5千万ドル(約162億円)稼ぎましたが、このフィリピンの英雄の最初のファイトマネーは2ペソ(200円)だったそうです。

日本のボクシング界

第17代WBC世界スーパーフライ級王座の川嶋勝重さんは、デビューでは手取り3万8千円だったそうです。日本タイトル王者でも50万円ほどだったとか。世界王者戦になって初めて数百万円貰えるそうですから、これは厳しいですよね。ボクシングに専業として打ち込めるのは世界王者にならないと無理だと言わるのも頷けます。ロンドン五輪金メダリストの村田諒太選手が1億円の契約金を得てプロ入りしたと言われるのは例外中の例外でしょう。村田選手はその後、世界王者になり、アメリカでの試合は10万ドル(1080万円)と言われています。このレベルの選手ならスポンサーもつくので、食べていけるのでしょう。日本での試合だと3千万円とも5千万円とも言われています。

他の世界王者は西岡利晃選手が100万ドル(当時レート換算で8000万円)です。

畑山孝則選手は、初防衛戦と2回目が5000万円、3度目の防衛では7000万円を上回ったと明らかにしています。

辰吉丈一郎井上尚弥

近年の日本ボクシングでも名選手は何人もいますが、やはりその中でも記憶に残るのは辰吉丈一郎選手です。辰吉選手は世界王者になる前からそのセンスと派手なパフォーマンス、言動から注目を浴び、デビューから8戦目(当時の日本最短記録)で世界チャンピオンになりました。辰吉選手はその後、平成6年に薬師寺保栄選手との試合で、2名とも1億7千万円のファイトマネーを得ており、現在でも日本人最高額のファイトマネーと言われています。しかし、この辰吉選手も世界王者になりたての頃は、ギャラが「車1台分にしかならへん」と周囲に漏らしており、その後は弁護士を付けてファイトマネーの交渉をしていたそうです。人気、実力から言っても辰吉選手ですら、最初は上前をはねられていた現実もあるようで、難しい問題です。

 

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そして、現在のヒーロー井上尚弥選手です。世界王者になってからファイトマネーは2千万円から4千万円と言われ、数日前のWBSSに出場してからは1回戦60万ドル、準決勝80万ドル、決勝戦100万ドルと言われています。平成6年の辰吉VS薬師寺戦以来、実に25年ぶりに1試合で1億円を超えたファイトマネーを得た選手となりました。

 

井上選手にはこれから世界に羽ばたいて1000万ドルを稼ぐようなスターになって欲しいと思いました。