限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・雑記です。

自分の興味があるアメリカ経済や投資、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

【アメリカ経済以外】アメリカ人を除いた大富豪TOP10とそのエピソード

アメリカ人以外の世界の富豪

世界の超富裕層はアメリカ人に占められています。トップ10のうち9人がアメリカ人です。正確に言うと、現時点で、世界1位の富豪として知られる資産ランキング1位のベルナール・アルノー以下の9人はアメリカ人で、Amazonのジェフ・ベノスやメタ社のマーク・ザッカーバーグなど、ほぼテクノロジー分野の人間が占めます(例外は、投資家のウォーレン・バフェットです)。それはアメリカ経済の強さを示しているのですが、それ以外の人物はどんな人物か見てみたいと思います。

ランキングTPO10(ブルームバーグより転記)

1位 ベルナール・アルノー 223億ドル(33兆4千億円)フランス
2位 ムケシュ・アンバニ  113億ドル(16兆9千億円)インド
3位 カルロス・スリム   106億ドル(15兆9千億円)メキシコ
4位 ゴータム・アダニ   103億ドル(15兆5千億円)インド
5位 マイヤーズ        91億ドル(13兆6千億円)フランス
6位 チョン・シャンシャン   65億ドル(9兆6千億円)  中国
7位   A・ヴェルトハイマー       49億ドル(7兆4千億円)  フランス
7位  J・ヴェルトハイマー    49億ドル(7兆4千億円)   フランス
9位   柳井正                              45億ドル(6兆6千億円)    日本
10位  コリン・ホァン               43億ドル(6兆5千億円)     中国
となります。この順位って調べるサイトでかなり違ってるのですが、世界の富豪が揃っているのは間違いないと思います。今回の数値はブルームバーグのランキングを転記しました。フランスとインドが複数入ってますね。

個々の人物について

ベルナール・アルノーについては説明するまでもなく世界一の富豪です。LVMH及びクリスチャン・ディオールの大株主で、いわゆる「ブランド王」ですね。ルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーあるいは日本発のケンゾーも彼の所有です。アメリカに行ってタクシーに乗って「フランスは知らないがディオールは知ってる」と言われて、ファッションブランドに興味を持ったと言われています。

ムケシュ・アンバニはインドの実業家です。二代目の実業家で、親から兄弟とともに繊維などの事業を継いだのですが、その兄弟とも争いながらも財をなします。石油化学メーカーを作り上げた人物でもあります。冒頭の写真はアンバニの娘の結婚式などの写真です。この結婚式にはアメリカ元大統領のクリントン夫妻を招いて、ビヨンセが歌を歌っています。ビヨンセの年収は最高時で500億円とも言われています。そのビヨンセが結婚式で歌を披露するなんて個人の結婚式では信じられず、日本でも報道されました。

ゴータム・アダニはインドで一代で港湾や電力事業も手掛けるコングロマリットを構築した人物です。ムンバイ空港の実質的所有者とも言われています。1997年に彼は銃を突きつけられて誘拐され、150万ドルの身代金を要求された後に解放されたと言われていますが、あまりマスコミに出ないアダニは詳細を述べていません。不正会計処理で訴えられたり、アンバニを上回る資産があるとも言われたり、様々な評価のある人物です。

チョン・シャンシャンは中国最大の飲料会社である農夫山泉の経営者です。最近、この会社の飲料のペットボトルのキャップが赤いために「日の丸を模している小日本派だ」と言いがかりとも言える批判を受けています。中国の経済不況によるガス抜きに叩かれているとも言われ、なんとも不幸な気もします。中国最大の富豪でもあります。

A・ヴェルトハイマー(アラン・ヴェルタイマー)はご存じシャネルのオーナーです。なんといってもシャネルはブランドの筆頭ですから、凄いですね。アメリカのテクノロジー事業者が世界の富豪の名を独占しつつある中、フランスのファッションブランドのオーナーが上位に来るのは素直に凄いと思います。このランキングには出てきませんが、エルメスのオーナー一族も世界の富豪ランキングの上位に挙がっています。そういう意味ではフランスという国は凄いなと思います。弟のJ・ヴェルトハイマーと兄弟でランクインです。

コリン・ホァンは中国のEC事業者です。本来はアリババのジャック・マー氏などが名前が出そうですが、特にスキャンダルなどもなく、中国共産党と折り合いもうまくつけて生き抜いた人物なのかもしれませんね。

アメリカではIT、AI事業者がずらっと顔を並べ、バフェット氏以外は皆、テクノロジー分野の人物ですが、海外では顔ぶれが異なります。日本はUNIQLOの柳井氏が入りましたが、もっと日本人が上位に来る時代が再び来たら良いなぁとは思います。難しいかもしれませんけどね。

当ブログにお越しいただきありがとうございました。

引用:IndoJapanPulse – India Japan InfoHub