六角家が破産したのでカップ麺を食べました
六角家が破産しました。のれん分けしたお店は残っているようですが、一世を風靡した横浜家系ラーメンの代表格であるこのお店がなくなるのは残念でしたね。
ネットでは顧客の対応の悪さと近年、味が落ちていたことを指摘する声が多いみたいです。今でも成功してますが、つけ麺の成功店六厘舎も周辺住民との軋轢で本店は無くなりました。元祖の東京の豚骨らーめん川原ひろし社長は周辺住民との軋轢と、客をさばけないためスープを薄めていたことが潰れた原因と言っています。
これは想像ですが、成功店もただ傲慢になるわけじゃなく、周辺住民との軋轢(行列もあるそうですが、実際は匂いに対する苦情がもつれにもつれるそうです)も大きいのかもしれませんね。
福岡県では自治体が産学官でラーメンの豚骨を再利用するリサイクル事業が豚骨臭で工場移転となったことがあります。大阪弁護士会でも豚骨の匂いが提起されたり、東京でも問題になったことがあります。解決方法として行政や弁護士が出てくる場合、ダクトの位置変更と脂の除去で最初は終わるそうなのですが、結局、住民側は「匂いが減ってない」と再度トラブルになり袋小路になる例が多いようです。店側もダクトにお金をか
けて、さらに蒸し返されるとにっちもさっちもいかなくなるようですね。かつてうなぎ屋は「ウナギは匂いで客を呼べ」と煙と香りがお店の目印だった時代もありますが、現代では難しいでしょうね。私個人は極端に大きな病気の原因としてまで訴えるのは・・・・う~ん。でも、匂いと戦う人はとことん戦うようで大変だなと思います。「完全無臭」を要求されるケースがあるようですが、それを求めたら、普通のお蕎麦屋さんやパン屋さんも営業できなくなるので、店側の工夫を求めつつも、一部の住民の過度なクレームは対応が難しいのではないでしょうか。住民側とその弁護士が取る手は境界線ギリギリに騒音測定器を持っていき、東京なら9時を過ぎても50dbあるから騒音が条例違反だと、店を追い込むそうですが、50dbは家庭用ダクトや家庭用エアコン、数人の会話の騒音レベルなので、これを乱用しまくってると、裁判でかえって条例自体が無効になり、運用の変更を求められる可能性も指摘されています。やはり、譲り合わないと社会は成り立たないように思います。ラーメンに限らず、あまりにひどく住民が一致して対策を進めた例もあるようで一概には言えませんが、調べると社会の難しさを感じました。
まあ、そんなニュースを見ながらたまたま売っていた六角家のカップ麺とついでに出前一丁のゴリラ一丁が売っていたので、食べました。
なかなか美味しい
これは美味しいです。ガーリックニラが確かに聞いてます。でも、味はくどくなくさっぱりしてます。ラーメンとニンニクというと、敬遠する人もいるかと思いますが、パスタ的なニンニクというか、これなら、食べやすい人もおおいのではないでしょうか?
続いて六角家のカップ麺です
これも美味しいです。こちらは「豚骨」という感じです。濃い目の味で豚骨が好きな人はどんどん食べられると思います。カップ麺なのでお店のような生ニンニクの味はもちろんしませんが、それなりにずしっとくる味です。
最近のカップ麺はゴリラ一丁にせよ良くできてますね。塩分に気を付けつつ(^^;)、いろいろ試してみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。