個人債務が急上昇
物価上昇と高金利でアメリカ人の一般消費者が苦しんでいる状況が分かるデータが発表されました。2022年3月に連邦準備制度理事会が金利の引き上げを開始して以来、クレジットカード所有者のほぼ5人に2人(37%)がクレジットカードの使用額の上限に達したか、上限に近づいています。
クレジット業界インサイトレポートによると、消費者一人当たりの平均残高は現在6,329ドル(約96万円)で、前年比4.8%増加しています。同時に、平均的なクレジットカードは20%以上の利息を請求しており、これは過去最高に近いもので、一部の消費者がかなり厳しい状況になっていることが分かります。
アメリカの場合、クレジットカード上限金利(日本では18%)を連邦政府は定めていません。高金利の上に、支払いが遅れればLate Feeという25~30ドルの罰金も科されますし、個人の信用度を証明するクレジットスコアが悪くなり、さらなる高金利を招くなど、蟻地獄になってしまいます。
個人の債務状況はコロナの頃、政府から支援金が出たり消費が低迷したことカリ、かなり落ち込みましたが、2024年にはうなぎ上りになっている事が分かります。
こちらの図はクレジットカードと自動車ローンの延滞率です。紫色が自動車ローン。オレンジ色がクレジットカードですが、ともに近年、延滞率が上昇している事が分かります。
底堅いと言われる米国の消費ですが、かなり限界に近づいてる人々が急速に増えていることが分かります。:連邦準備制度理事会(FRB)も延滞率の上昇に懸念を表しています。米国経済も万全な状況ではないと感じました。
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引用:Survey: Nearly 2 in 5 cardholders have maxed out a credit card or come close
引用:Credit card, auto loan delinquency rates tick up
引用:https://www.youtube.com/@monicachannelUS