限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・雑記です。

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アメリカ・ディズニーアニメを無料視聴したら裁判は起こせない⁉

裁判を起こせない‼

 アメリカで訴訟が起きています。原告は死亡者の夫です。死亡者、つまり、妻は重篤なアレルギーを持っていました。そのため、ディズニ―ランドを訪れてレストランで食事をして、アレルゲンフリーの食事を求めたにもかかわらず、アナフィラキシーショックを起こして死亡しました。この件について、夫がディズニーランドの配膳のミスによって死亡したとして裁判を起こしたところ、ディズニー側は、裁判を拒否し、仲裁によって解決することを求めました。根拠は、妻がネットテレビのディズニープラスのトライアル視聴をしていたことにあります。このトライアル視聴の条件には、ディズニー社との間で起こる全ての問題は、陪審員のいる裁判所ではなく、仲裁によって解決するとしていたからです。仲裁も裁判所によって行われますが、仲裁の場合、保守的な傾向が強く、陪審員裁判とは異なった形の結果になることが多いと言われています。
 ディズニープラスの視聴者は1億5千万人いると言われて、この主張が認められれば、ディズニープラスを視聴したことのあるすべての人はディズニー社への訴訟を起こせなくなっています。無限仲裁条項とでも言える条項の可否に注目が集まっています。
 これはディズニーに限った事ではなく、旅行のホテルなどで使われる、Airbnbでは、発砲事件があり、Airbnbの利用者が死亡した際に遺族が裁判を起こしたとき、Airbnbの約款ではディズニーと同様の項目があり、裁判を起こすことが出来ませんでした。
 スーパー大手のウォルマートでは、食料の配送で同様の事が起きています。
 日本では、裁判を受ける権利は基本的人権であり、日本国憲法32条に規定されています。こういったケースは日本では公序良俗に反するとして無効になる可能性もあります。(その逆もあり得ますが)
 ディズニーランドに行く人でディズニープラスを観たことのある人は多いともいます。今後も、この問題には注目が集まるのではないかと思います。
引用:Disney’s not alone in saying your clicks means you can’t sue | CNN Politics