限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・雑記です。

地元と東京を行き来する日々。自分の興味があるアメリカ経済や投資、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

【ゴールド】グラム12,000円を超えた金相場の今後を考えてみました

金相場がグラム12000円越え

ゴールドが1g12,000円を超えました。想像以上の値上がりです。私は金の現物が好きで、かつてはボーナスが出るとコインを購入していて数枚持っていますが、今は高くて手が出ない状況です。しかしながらゴールドは円安の影響も相まって上昇する一方です。これからの金投資に将来はあるか考えてみました。

ゴールドはドル建てで取引されますので、チャートはドルベースで単位はオンスです。昨年末JPモルガンは2024年の経済見通しの中で、2024年10-12月期の金価格は平均2175ドルになると発表しました。2023年10-12月期の平均価格の見通し(1980ドル程度)と比べれば、1年後の金価格は約10%値上がりしているとの予想をしました。FRBの利下げによるドル安によって金価格が上昇するとの見込みでした。

この見込みはなかなか強気な見込みです。金相場のチャートを見ればわかる通り、金には抵抗線があって、2020年8月、2022年3月、2023年5月、2023年11月、12月にも概ね2060ドル近辺で跳ね返されて価格が下がっています。このラインを超えるのは難しという見方もありました。

しかし、現在の金価格は2,238.4ドルとモルガンの強気の見立てをあっさりと超えて抵抗線を突き抜けています。心理的抵抗線を突き抜けた以上、まだ、金相場は上がる気配もあります。FRBの利下げについて、やや、不透明な兆しもある中での抵抗線突破ですから、想像以上に金の需要があるのではないでしょうか?
終結が見通せないウクライナ戦争などの有事であること、また、その際に、米国は世界の決済システムからロシアを除外しました。この出来事を受けて、世界の中央銀行(特に中国インドなどのBRICS)\)が金の購入に走ったことが要因と言われています。個人の投資でも巨大な中国市場が低迷しており、株式にも不動産にも投資できない状態です。しかも、中国は仮想通貨は買えず、海外の株もETFなどに限られており、金の購入が中国の個人マネーに向かっていると言われています。中国人だけでなく経済成長著しいインド人はかなりゴールドの購入、保持に熱心なのこともあり、今後も金の需要は高まりを見せるのではないかと思われます。

加えて、日本の円安が止まらない事です。マイナス金利解除でも円高どころか円安に振れた日本円ですが、今は、アメリカの利下げ待ちといったところでしょうが、仮にアメリカが利下げしても、金利差はそれほどまでは縮まず、円安状態が続くこともあります。そういう、意味では分散投資としてゴールドを持っておいて良いかなと思いました。

今は、数千円~数万円から積み立てられるゴールド積立を検討中です。現物は手数料が高いと思われる方は金ETFも良いでしょう。

今、日本は投資で儲けるというより、資産防衛という観点で財産を分散した方が良い時代とも言えます。金の相場とドル円為替相場を見事にすべて当てるのは私のような素人では難しいのですが、もう少しゴールドを持ってみて良いかもと思いました。

当ブログにお越しいただきありがとうございました。