アメリカでは雇用不安が増大しています。
言うまでもなく、日本では氷河期世代やリーマンショックの雇用調整で、そのまま苦しんでいる人もいます。私もその世代ですが、経済のパイが事実上縮小している日本において、一度、失職すると這い上がることが困難です。個人の努力ももちろんあるのでしょうが、個人の努力だけですべてが済むわけではありません。
既に、氷河期世代の最初期が40代後半になってきている中で、今後の社会保障の増大など、次世代に様々な負担が行く可能性もあります。
正直、他人に迷惑もかけたくありません。でも、個人でいかんともしがたい人も多いと思います。
氷河期世代救済の話が一気に消し飛びそうです
タイミング諸々の良し悪しはともかく、昨年あたりから氷河期世代に再チャンスを、という機運が高まりました。しかし、今回のコロナ問題からは、多分、一つの世代を集中的に救済する余裕は無くなってくる可能性が高いです。あらゆる世代に降りかかってくる大規模な経済的危機ですから、やむを得ない反面、「その場しのぎの」雇用政策にならないとも限りません。皆が苦しんでるのに、特定の世代支援は難しいでしょう。50代の、一番お金がかかる&老後に向けた資産形成の最後のチャンスの世代にとっても大打撃だと思います。
また、内定取り消しの学生のニュースが散見されますが、この人たちがそのまま、救済されないまま年を取っていくのだけは避けて欲しいです。第二氷河期世代の誕生だけは、どうしても食い止めるべき課題だと思います