簡易宿所(民泊)の顧客
民泊については、既に話題にもなり、参入している人、現在参入を検討している人もいるかと思います。私も勉強しつつ、近々、民泊セミナーに行きますので、また記事に書けたら、と考えています。
ちなみに、民泊が注目されていますが、民泊制度の確立共に旅館業法も改正があり、新規参入しやすいようになりました。サラリーマン大家(兼業大家)にとってはハードルが高いように思いますが、様々な不動産の利活用のサービス会社が出てきており、私も聞いた話もあるので気が付いたことを書いてみます。
ジャニーズファン、EXILEファン御用達
幅広いファンを持つ両者ですが、まだ10代後半、学生の追っかけもたくさんいます。この間、ふとしたきっかけで10代後半の追っかけをしている人と会話する機会がありました。全国を回っているという事で、お金がかかるんじゃない?と聞いたところ、節約すべきは交通費と宿泊費で、交通費はバス便から青春18きっぷの活用などで凌いでいるようです。(ちなみに、バス、電車に乗ってると、誰がファンなのか、また、グループのどのタレントのファンなのか分かるそうです。私からするとヒヨコの雌雄鑑別みたいですね)宿泊はどうするの?と聞いたら「下宿」とのことでした。Twitterなどでつながったファン同士で情報を共有しているそうです。
「下宿?」
「そう。家があってそこで皆で寝て朝ご飯食べてる。1人2000円くらいで、皆利用している。千円台のところもある」
「どんなご飯?」
「目玉焼きとかハンバーグとご飯」
「雑魚寝?」
「雑魚寝ってなに?」
「・・・・それはね・・」(たくさんの人が一斉に寝る事、というような説明をしたのですが、調べたら、遊郭などの男女の混合寝だそうですね・・)
ちなみに法律上、下宿とは、ざっくりいうと「施設を設け、1月以上の期間を単位とする宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業形態」を指しますので、コンサート、演劇のファンがピンポイントで利用はできません。
(※ちょっと、それってヤ民泊?と思わなくもなかったのですが、法律上、やれる範囲としたらどういう事が出来るか考えてみました)
簡易宿所営業
ジャニーズファンやEXILEファンなどアイドルの追っかけに絞った不動産活用ってのが以外と面白んじゃないかと思い、調べましたが、やるとすると、旅館は無理ですから、簡易宿所(民泊もこれに含みます)しかないように思います。簡易宿所は「宿泊する場所を多数人で共用する構造及び設備を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業形態」となります。今は、玄関帳場(フロント)の設置義務もなく、適切な浴場と、換気等の生成環境、1人×3.3平米の場所があれば、解説できます。ここからは、各都道府県、市町村の条例での縛りがかなりあり、立地によりますが、民泊と簡易宿所の違いは、旅館業法の許可を得ているか、得ていないかがポイントになります。許可は手続きが煩雑な面もあるもの、特別な資格は必要なく、その許可が得られれば、365日回すことができます。どちらを選ぶかは人にもよるかと思いますが、固定層を絞った宿所経営というのが面白いと思いました。
目玉焼きとハンバーグなら僕も作れるし(^^)。皆さん、どう思いますでしょうか?