限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・節約・雑記です。

40代サラリーマンです。地元と東京を行き来する日々。自分の興味があるアメリカ経済や投資、節約術、子育て、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

【不動産の本当のリスク】武蔵小杉タワマン要望書と逗子の女子高生死亡について

地主になる事の怖さマイホーム、不動産投資のリスク

 

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逗子でマンションの所有地である土地が崩落し女子高生が死亡した事故です。これはどこにでもある問題です。よく海沿いの土地所有者が防波堤の設置を求めたり、山際、崖下の住民が崖の保全を国や自治体に求めているケースがあります。淡路島の別荘地の崖の崩落の処置を行政に求めている事が話題になりました。正直に言って難しい問題です。ここに住むから、堤防作ってください、ここに住むから防砂堤、崩落予防のアンカーとコンクリート処理してくれ、という話ですが、現実、それは難しい現実があります。他の市民の協力は得られ難いでしょう。西日本豪雨ではかつてハザードマップに記載しようとしたら住民の地価が下がる懸念による反対で記載を断念したことが報道されました。

 

武蔵小杉のタワーマンション住民の要望書

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こちらも要望書の原本を読みました。正直、厳しい要求です。水害防止を求めるのは理解できますし、急速に発展し、人口増加が激しい武蔵小杉地区の住民が防災措置を自治体に求めることはもっともで自然な話です。要求書の原本も国土交通省の検討事項に則る課題もあり、自然な要求もあります。

 

しかし、緊急、短期、長期と要望を分けていますが、上流の小河内ダムの管理も含めて要望をし、ハザードマップの見直しを要望するのは違和感が上がっています。多摩川の氾濫は江戸時代から昨年の台風19号の二子玉川、武蔵小杉の例も含めて続いていますが、反堤防派の方々もいて進まないのが現状です、これも民主主義の手続きにもなります。世田谷区は二子玉川の堤防について平成30年度の住民意見として「木を植えれば堤防はいらない」という区民直筆の意見も区のHPで公開されています。

 

武蔵小杉の要望書では東京都が管理する小河内ダムを短期に管理体制を変えて、ポンプ、下水等の見直しをし、緊急にハザードマップを見直して欲しい(要は氾濫地域ではなく安全地域にして欲しい)という要求を2ヶ月で出すように求めるのは武蔵小杉地区の住民が損している気もします。町内会に入っていない人間に連絡網を作って欲しい、という要望も、入居者全員の即時加入は無理でも、管理組合が町内会に入る方法もあるのでは?という意見もあるそうです。

 

武蔵小杉は公道だけでなく、私道の清掃も求めています。私も私道は所有しています。

私道の管理を税金でしてくれれば嬉しい限りです。しかし、難しいので諦め半分です(東日本大震災のような緊急時に共用に出すなり、収用措置はあり得ますが)。台風後の清掃管理や消毒までなかなか難しいなと思っています。

 

この台風19号は不動産投資の難しさ、リスクを取るが故のメリットの享受(安いなど)、私有財産はあくまで私有財産である事、を教えてくれた気がします。皆さん、いかがでしょうか?