限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・節約・雑記です。

40代サラリーマンです。地元と東京を行き来する日々。自分の興味があるアメリカ経済や投資、節約術、子育て、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

【加熱報道】コロナワクチンと2009年新型インフルワクチンについて

新型コロナワクチンについて

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(引用:厚生労働省・東京都)

今、コロナワクチンの開発・輸入について大量の報道がなされています。同様の騒ぎはちょうど10年前新型インフルエンザワクチンの時にもありました。

当時もワクチン不足の懸念が大きく報道され、ワクチンの優先順位が国で決められました。その当時、一部の福祉団体が「障碍者を持つ親等も優先して欲しい」との話がありましたが、国の整理としては「これは生活を守るのではなく重症者を守るものであり、生活に関しては別途検討する」とのことで医療従事者や疾患のある患者などが優先されました。様々な議論となったことが記憶にあります。その後、懸念されるほどの新型インフルエンザの流行がなく幸いにしてパンデミックとはなりませんでした。

その後の報道です

厚生労働省は、2010年2~3月に輸入したスイス・ノバルティス社製の新型インフルエンザワクチン約1660万回分(約214億円相当)の廃棄を発表した。6月末までに有効期限が切れていた。当初2500万回分を輸入する予定だったが、需要が少なく、92億円の違約金で約840万回分を解約したが、輸入分もほぼ使われず廃棄となった。このほか同省は全国の医療機関に在庫として残っていた国産ワクチンについて医療機関の希望に応じて約239万回分を卸売業者が引き揚げたと発表した。最終的にメーカーが買い戻す予定」(引用:日経新聞)と報道されています。

「税の無駄」「甘い見込み」「血税が」とずいぶんな批判が起きました。総額200億円を超える“ムダ”となりました。

 

しかし、どうなんでしょう?本当に血税の無駄だったんでしょうか?もし、パンデミック(今の新型コロナ)になっていたら、甘いだの、税金がだの言う前にパニックになっていたと思います。週刊文春ではコロナのクルーズ感染者対応で有名な岩田健太郎医師が国のコロナ対応への批判とワクチンについて、新型インフルエンザの際には1つの容器に18人分が入っており、無駄だとしか思えなかった、と仰っています(一部の抜粋です。詳細は文春HPで)。コロナではそうならないように反省を活かしてほしいと思いますが、その反面、結果として大量接種をせずに済んだから、という見方もできなくはないと思います。

 

今、マスコミ報道が過熱し、当初言われた「正しく恐れる」が守られなくなっています。私自身、2009年のような報道加熱やそれをひっくり返すような批判報道加熱に関しては注意するようにしていきたいと思います。

 

素人ながら思いついたことを調べなおして書きました。

お読みいただきありがとうございました。