限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・節約・雑記です。

40代サラリーマンです。地元と東京を行き来する日々。自分の興味があるアメリカ経済や投資、節約術、子育て、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

【確定申告】不動産取得の仲介手数料ってなんで経費じゃなく原価なの?

そろそろ確定申告の準備

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今年も早いもので、師走です。会社での年末調整は終わり、来年の改定申告へ向けて準備をする時期です。取りあえず、家族の医療費を合算して申告するため実家に医療費の領収書をまとめるように伝えました。塵も積もればって事です。交通費も参入できるため、電車賃などを計算するのが面倒なのですが、ここは、仕方がありません。乗せることが適正なものは載せることです。文具代や物件をたまに見に行った際の交通費のメモなど引っ張りだします。購入しない物件でもきちんと目的と費用が明らかならこれも経費になります。わずか数千円、されど数千円です。

 

今年は不動産を購入したので

 

これも、早めに勉強しないといけません。ざっというと
① 仲介手数料
② 未経過分清算の土地固定資産税
③ 未経過分清算の建物固定資産税
収入印紙(売買契約書や金銭消費貸借契約 )

司法書士の登記費用と登録免許税収入印紙書)
⑥ 不動産取得税

※関西では敷金の引継ぎをしない地域があるので、その場合は別途の処理が必要です。

 

収入印紙と⑤司法書士代金は個人の場合、費用計上と資産計上の選択が可能です。まあ、これは費用で良いかなと思います。①、②、③は原価取得費に含めないといけません。按分は不動産鑑定士に出すなどはコストが合わない小さな物件ですので、路線価だして、自分で計算しても良いのですが、あまり変わらないようなら、固定資産額で按分するしかないかな、と思っています。

 

なんで、仲介手数料は原価なの?

 

前から思っていたのですが、不動産会社に支払う仲介手数料って私の感覚では費用としか思えません。どうして原価に参入しないといけないのか、不思議でした。手数料の上限は法律で3%+6万円となっていますが、言えばまけてくれる不動産屋さんもありましたし、全額費用で良いじゃん、とか思っていました。

既にご存知の投資家の方が多いのかもしれませんが、改めて、良く行く不動産屋さんの女性に聞いてみました。いわく「日本の会計は実現主義であって、収益が認識された時点で対価が成立する。不動産取引の場合、売却益を狙って売買を繰り返すこともあるが、購入時点で確実に収益が発生するとは限らない。そのため、収益の確実な発生である、賃貸料の収受の際に合わせて減価償却ないし売却額時点で費用とするのである」との事でした。馬鹿な私は2回聞き直しました。だったらオーナーチェンジの場合は費用でもいいんじゃないの?とか思いましたが、「それってぇ~会計の原則から外れるじゃないですかぁ」とぴしゃりと言われ、「これどうぞ」と最後に飴をくれました。
私は「最後まで飴をなめ続けることができない派」なので、途中でボリボリと噛みながら、これも勉強だな、と思った次第です。