セールスレディーさんが来ました
アンケートの回収だそうです。でも、目的は新規保険の勧誘でした。
皆さんは生命保険は加入していますか?不動産投資で団信の保険も最近は三大疾病などの保証もついていますし、企業にっては団体加入や福利厚生なども勘案して恵まれた労働条件なので入っていない方もいるかもしれませんね。
保険は保証性保険(傷病や火災保険など)と貯蓄性・投資性保険(最近では外貨建て保険が保険会社の推奨品ですね)に分かれます。
氷河期世代の保険
バブルが弾けたのが1991年と言われますが、この後もしばらく高金利時代が続きます。生命保険は18歳から加入できますので、たまたま氷河期世代がごく若いときに加入した保険が今では信じられない高利率の保険だったりします。私の生命保険も死亡時600万円(ちなみに世界最高額はディズニーがかけたレイア姫(キャリー・フィッシャー)で55億円を受け取りました。スターウォーズへの保険です。凄いですね)ですが、予定利回り4.5%で配当金にも3%の利息が付く保険です。このまま持っていれば65歳以降で解約した場合、利回りが良く解約金が2百数十万円になります。なので、保証性と貯蓄性を兼ねた保険として持っています。
延々と転換させにくる保険会社
転換(既存の保険を解約させて解約金を頭金にして、新しい保険に加入させる、いわば保険の下取りです)。既存の保険の条件が加入者にとって良い条件であればあるほど、高い解約金になるので、新しい保険が安く入れるように“錯覚”しやすいのです。
生命保険会社は何かあるとセールスレディーが来ます。で、新しい保険の見積もりを持ってきます。私の場合、もう40代ですので、当然、保険料は高くなるはずです。しかし、月3万円で10年保証くらいで、かなりの高保証の商品の見積書が出てきます。最初は、おお!とか思いました。しかし、理由は、私の保険は解約すれば現在でも100万円は超えますので、言ってみれば100万円の前払いをしたうえで、月3万円×12か月×10年で360万円を払うことになります。合計460万円ですね。私にとってはメリットがありません。セミリタイアするために大きな支払いは避けたいので、新たな保険には入らず、県民共済で十分だと思っています。
保険の法的な注意点
保険の加入のトラブルはつきません。強引な加入、説明不足、不払いなど様々な問題が起きてきました。そのため、現在では保険業法も厳しく、クーリングオフも認められ、意向把握義務(保険業法294条の2)、情報提供義務(保険業法294条、施行規則227条の2第3項)、禁止行為(保険業法300条)など様々な規制を課しています。
しかし、加入については厳しくても、解約や転換についてはそれほど厳しい規制があるわ
けではありません。保険業法300条1項4号に「 不利益となるべき事実を告げずに、既に成立している保険契約を消滅させて新たな保険契約の申込み」をしてはならない、と書いていますが、既保険を解約しない方法もある等を伝えれば良く、後になって気がついた加入者が裁判して負ける例もあります。金利が上昇しない限り、古い保険は維持しておいた方が得なケースが非常に多いです。中には、この保険は持っておいた方が良い、と言ってくれた保険会社の女性もいましたが、他のセールスレディーは成績を上げるのに必死なのか、なかなか、転換のデメリットを丁寧に説明してくれません。人の良い人もいて断るのも心苦しいので、会わないようにします。
低金利の今は、皆さんも保険の見直しをする場合は気を付けてください。
(すっごくどうでも良い話ですが、保険と言えば林真須美受刑者の取り壊される前の自宅の前を通りがかったら、凄惨ないたずら書きの嵐でした。でも私有財産だから役所は何もできないんだそうですね。ヒ素が発見された川の前なので日当たりが良いと言うか、割と道路から目立つ場所なのでびっくりしました。あれも事故物件かな。。。)