限界ぎりぎりのサラリーマンのセミリタイアを目指す投資・節約・雑記です。

40代サラリーマンです。転職し、地元と東京を行き来する日々。精神的に追い詰めらてますが、生活が・・・・。自分の興味がある投資(特に不動産)、節約術、子育て、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

竹中平蔵「現代人は90歳まで働くことになる」・・・それはないよ(涙

竹中平蔵さんの記事が話題に

PRESIDENTOnkineで竹中平蔵さんが人生100年時代について記事を書いています。100年生きることになるなら人は90歳まで働くことになるだろう、そのために専門性を身に着けるべきで、スペシャリストが少なく、ゼネラリストが多い今の日本人では生き残れない、これから20年先、30年先の履歴書を書いておこう、ってな話でした。
そんな無茶な・・・。90歳で働けるわけがないんじゃないかと思いますけどね。

オーディション型雇用

竹中さんが理想の雇用形態を述べていたことがあります。少し前の話ですが「私の理想は組織に縛られない生き方。一つの仕事に希望する人々が集まりその集団で仕事をこなし、次の仕事に行く。人を雇う側も、雇われる側も納得のいく人材集団になる。これを私はオーディション型雇用と呼んで理想としている」との事でした。

 

映画製作の際の雇用形態が理想だそうです。竹中さんは今パソナにいますが、パソナ創設者の南部氏も同様の事を述べており、同じ発想なのでしょう。南部氏がいうにはアメリカ人の3000万人が個人事業主である現実を踏まえ、日本も同様にやっていかなければ日本はダメになる、との意見でした。ちなみに内閣府の調査では、日本の自営業者比率は欧米と比べて低くはないのです。先進国そのものが自営業者比率が下がっており、日本はドイツと同程度です。
このあたりに「アメリカでは3000万人が」と人口が全く異なる国を安易に出すのはちょっとおかしいですよね。私たち市民のリテラシーを下に見ているような気がします。あまり、好きな言葉ではないのですが「上級国民」って感じですね。

 

90歳の人をオーディションで募集してどうするんですかね?

面接者「健康状態はいかがですか?」
労働者「リウマチがひどい状態でござゐます。」
面接者「あなたがやり遂げた仕事の中で最も大きなものは何ですか?」
労働者「日本の終戦時の満州からの引き上げでござゐます。無数の婦女子を船に乗せまし
た。しかし、船に乗れず満州に残された者の境遇をしると・・・ううぅ」
面接者「・・・・・・」
とかならないんですかね?(言い過ぎかな(--;) )

たまにいる、労働者側を憎むあまりに歪んだ発言をする人がいますが、この人もそういう面があるんじゃないでしょうか?
ちなみに、知人の慶應大学の関係者に聞いたところ「人当たりは物凄くいい。魅力を感じた」なんて言ってました。意外です。まあ、出征するにはそれなりに世渡りと言うか人心掌握には優れてるんでしょうね。

気にする必要はないと思います。

正直、気にする必要はないと思います。もちろん、それなりにアンテナを張って、それぞれの立場で自らの生活を守る必要はあります。お金持ちでなくても、人って実は何らかの既得権益者でもあります。弱者は弱者なりの権利も義務もありますが、私も含めて微々たる収入や仕事であっても、それを守ろうとするのが人間ですが、時には、時代に合わせ発想を変える事も必要でしょう。でも、無条件に相手の話を聞く必要もないのです。働きたい年齢まで働けば良いのであって、鞭を打たれるために生きているのではありません。組織に否定的な、あるいはサラリーマンに否定的な竹中さんですが、AIを利用した創造的システムがどうのこうのより前に、自分は自分の足場固めをしたいと思いました。