限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・節約・雑記です。

40代サラリーマンです。地元と東京を行き来する日々。自分の興味があるアメリカ経済や投資、節約術、子育て、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

武蔵小杉 タワマンのオーナー「家賃返金通告を受けた」・・・水害とは?

武蔵小杉 停電&断水タワマンのオーナー独自取材「家賃返金通告を受けた」

こんな記事がABEMAで出てました。武蔵小杉のタワーマンションを購入して貸し出してる物件で、***オーナーの元には、管理会社から次のようなメールが届いたという。「今後賃料につきましても入居者に返金する必要がございますので、オーナー様にお送りする本賃料をご返金させていただくことになりますのでご了承ください」***(引用)との事です。要は管理会社としては、停電でお風呂もトイレも使えない状態で家賃を受け取るのは無理だと判断したようですね。確かに、約束したサービスを提供できなければありうる話だと思います。6千万~1億円で取引されている物件です。家賃は20万~30万弱とそれなりの額です。

物件を貸し出すことのリスク

ここは財物系不動産や大手ゼネコンが建てた物件で武蔵小杉で11棟を建ててるそうですが、そのうちの2棟が浸水により停電になったそうです。私が建設会社に勤めていた時の推測ですが、マンション自身が相応の設備を整えていても、周囲の土地が排水をしっかりしていないと、想定をはるかに超える水が一部に向かう事があります。若い時、ある場所の台風の際の排水を手伝いに行ったことがあります。完全って事はあり得ないんですよね。今回は歴史的大雨でしたから、こういう事が起きたんだと思います。その物件が想定の1.5倍の水量を想定していても、2倍の量が流れ込むことがあります。どんなに優秀な建設会社、不動産会社でも、周囲の物件の排水までは調べきれるはずがありません。浦安では東日本大震災液状化現象が起きて話題になりました。浦安は武蔵小杉より前に開発が進んでいた面も否めません。豊洲は知り合いの不動産屋さんに聞いたところ、無事だそうです(ちなみに今は、10年前と比較して感覚で買値の1.5倍で取引されてる、との事でした。でも、災害、自然に完ぺきという言葉はありません。何かがあればオーナーの責任になると思いました。不動産投資は事業だと思い知らされる出来事です。

タワーマンションだけじゃない

割とこういう記事を見ると、意地の悪い意見も出ます。でも、私は違うと思います。例えばセレブの町、港区のハザードマップを見てみると分かります。六本木や麻布の一部が冠水の恐れを指摘されています。昔ながらの超一等地でも、災害は起こりえるのです。千代田区でも九段町、番町、日比谷にも冠水予想地域は点在します。私の持ってる物件も高台にありますが、一部、冠水地域があります。国土交通省では「想定し得る最大規模の降雨」を想定しながら、元々、河川があった場所まで指定しているので、ハザードマップの見方は難しいものがあります。昔から見地が全くない場所なんてあるのかどうか・・・。

物件を買う際の心構えは

結局、完ぺきな災害対策はあり得ません。

・大手が関わってる責任がとれる物件

・自分で保険に入る

・最初から織り込んで達観する、多少の現金は持っておく

何らか、心構えが必要だなと思った次第です。