限界ギリギリのサラリーマンのセミリタイアを目指す海外経済・投資・節約・雑記です。

40代サラリーマンです。地元と東京を行き来する日々。自分の興味があるアメリカ経済や投資、節約術、子育て、普段の雑記的なことを備忘録的に書いていきたいと思います。

【実体験】なぜ、会社の横領はばれないのか?横領が起こるのか?

横領事件が多いですよね

・ローソン50代社員、4.3億円を横領 「懲戒解雇IT部門に勤めていた男性社員は2011~19年、店舗の受注・発注システムの運用を担っていた取引先の企業と共謀し、業務委託料を水増しして請求させ、「予備費」名目で取引先にプールしていた。」(朝日新聞より引用)

東武鉄道子会社の元役員を逮捕 6千万円超着服か「東武ホテルマネジメントとは別のグループ会社の経理を1人で担当。平成21年4月~29年6月、同社の口座から自分の口座に現金を送金する手口で、総額6千万円超を着服したとみて調べる。」(産経新聞から引用)

この横領が起きる背景を見てきました

事件が起きると、コメントなどに「なんで気が付かないの?」なんてコメントが付きますが、この背景や実体験があります。数十万から多額のお金まで3回ほど経験があります。源泉徴収制度の日本、健康保険も会社負担。idecoから、家族の手当、入院費まで扱う日本独特の体制があると思います。

大企業でも少数に集中

背景ですが、まず第一に「お金を扱う業務はやりたがない」という人が多いのです。責任取らされるのが嫌だからです。それが、横領の背景にあります。

様々なお金がある

そして、「会計を扱う人にお金が集まる」という背景があります。経理屋さんは、日ごろお金を扱うので、会社のお金のみならず、社内互助会や健康保険の振込までお金の扱いを一手に任す傾向があると思います。

 

ITも同様

システム関連はその道の人間でないと分かりにくく、業者と癒着しやすい、という話があります。もちろん、ごく少数ですが、過当競争の中、癒着が先の記事なったのでしょう。

プライバシー保護が横領を助ける

また「プライバシー」があります。私も、親睦会や給与から、健康保険の給付金まで一手にやらされました。中には「こちらの口座に振り込んで」「現金でもらえないか」と言った相談も多々、受けてきました。最近はコンプライアンスや監査が厳しいものの、今でも、経理の誰かさんが一手にお金を引き受けてる例は多いんじゃないでしょうか?私か経験した横領の一つに、親睦会費や、保険手数料などの管理を任されてる人間が金をちょろまかしてる例がありました。グループ会社の統廃合で様々な金を生産しているときにようやく気が付いたのですが、それでも400万程度ごまかしてました。社会保険意見交換会で知り合った知人の某金融機関では数万人のグループで1億円をごまかした人間もいたそうです。

例えば、死産でもある一定程度なら出産一時金と同額がどの健康保険でもでます。こんなのは誰にも言えません。こういうお金をちょろますのです。人としては最低ですけどね。私もショックを受けました。

最後に

今は、源泉徴収制度があり、マイナンバーから、個人保険、扶養家族、障害の有無、idecoなど、日本社会は徴税から健康保険まで、全てを企業に任せるのが社会体制になってます。どんどん、プライバシーの塊になり、大企業でも少人数でやり取りする時代になるでしょう。

多分、こういう横領って闇に潜りながら続くんじゃないかとブラックな感じがします。