アンティークコイン投資
欧米ではアンティークコイン投資が非常に盛んで、専門業者も相当な数にのぼり、投資法品としても人気だそうです。高額なものは1000万ドルにものぼるそうですから驚きです。
趣味と憧れもあって
そこで、私も日本版アンティークコインとして小判を買ってみました。ギザ十にはじまり、記念コインを収集してきたのですが、小判にあこがれもありました。しかし、子どものお小遣いでは到底買えるものではありません。初めての購入です。
小判は扱い業者も一時より減っているそうですが、根強い人気もあり、古美術的な価値もあるため、ちょっとした余裕資金があったので購入してみました。本物か自信がないので、ネット販売も多くやっていますが、老舗のコイン販売業者で購入しました。クレジットカードも使えましたし、本もサービスしてもらいました。
代表的な小判は次の通りです。
加賀小判金など各領主が製造していたのを徳川家康が統一し、慶長から統一規格的な小判がつくられました。
慶長小判金(慶長6年-1601年)4.76匁、86.8%) 関ヶ原の戦いが終わった頃
※この頃は完全な統一基準とはなっていなかったようです。
元禄小判金(元禄8年-1695年)4.76匁、57.4%) 第5代将軍徳川綱吉の頃
宝永小判金(宝永7年-1710年)2.5匁、 84.3%) 元禄とあまり変わりませんが富士山が最後の噴火をした頃
正徳小判金(正徳4年-1714年)4.76匁、84.3%) 徳川家宣、徳川家継の時代
享保小判金(正徳4年-1714年)4.76匁 86.8%) 正徳と同時代
元文小判金(元文元年-1736年)3.5匁、 65.7%) かの有名な8代将軍徳川吉宗
文政小判金(文政2年-1819年)3.5匁、56.4%) シーボルトが来日した頃
天保小判金(天保8年-1837年)3匁、 56.8%) 徳川家斉、徳川家慶の時代
安政小判金(安政6年-1859年)2.4匁、 56.8%) 桜田門外の変があった頃
万延小判金(万延元年-1860年)0.88匁、56.8%) 黒船来航の直後あたり
※匁は3.75gです。
慶長の大判は欧米で100万ドルを超える価格で落札されたこともあるそうです。金地金を扱う田中貴金属が平成小判や令和小判を出していることからも、日本人の小判に対するあこがれのようなものがあることを表しているのではないでしょうか?ディズニー小判なんてのもありますね。地金ではなく金の量が少ない小判を購入するのは憧れや親しみ縁起を担いでいるようです。
また、少し、余裕が出来たら趣味も兼ねてさらに日本の古銭を購入してみたいと思います。